海緑石(グロコナイト)その2
webサイトを再構築したいと思い立って早3年が立つような気がするのですが、顔料への基礎知識をもうちょっと高めないとどうにもならぬのところで、さっぱり進まず、今は顔料知識の促進に精進しておるところであります。

海緑石の件ですが、前回粉砕して乳鉢で摺ったところまでゆきましたが、まずは水簸してみます。

いや、ちょっとその前に湿らせ状態でさらに乳棒で摺ってみました。

濡れ色になると、けっこう濃い色調ですね。油彩画の時はこれに近い色になるかと思われます。

その後、水簸することにして、乳鉢に水をたっぷり注いでかき混ぜます。


落ち着いたところで、上澄み液を回収し、それをコーヒーフィルターで濾します。

海緑石の硬度2~3前後で柔らかめであったはずですが、水簸してみると砕けていない大粒の顔料が多く残っております。なかなかしぶといところでもありますが、水性媒材ならばこの粗い顔料の使い道もありそうなところでもあります。

コーヒーフィルター上で乾燥させると繊維が絡みつくような気がしたので、水が引けたところで皿に移して乾燥させました。


それを再び乳鉢で粉末化しました。


サンプル瓶に入れてテールベルト顔料の完成です。

後日、各種媒材で塗布してみたいと思いますが、水彩では概ねこの色味で、油性媒材では濡れ色のときの似たものになることでしょう。セラドン石の場合と比較してみたいというところもありますが、何か機会があったときにするとして、今は次の顔料にゆきたいところであります。

| 絵画材料 | 11:01 PM | comments (0) | trackback (0) |










http://www.cad-red.com/blog/jpn/tb.php/1688

↑上に戻る↑ <<新しい記事 : 古い記事>>
累計
本日、昨日 集計結果
  
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
  • 昔のキャンバスの木枠は意外とシンプルだったのか?
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD: