ヴェルディグリ(人口緑青)をペトロールで水簸してみる。
昨年、銅板から熱心に緑青を量産しておったのですが、いよいよ絵具化していきたいと思います。
もっとも、私はまだまだ緑青については、知らないことばかりでありますが、とりあえずは、銅を酢酸蒸気に晒して作った緑青は、酢酸銅であり、天然のマラカイトなどと違って水に容易に溶けてしまう(蒸発すれば元の緑青に戻る)という感じなのがわかってきました。これはゼッキのヴェルディグリでもそうだったので、そういうものなのでしょう。

こちらは、乳鉢でスリスリした緑青ですが、水で水簸できないなら、ペトロールでやってみようかと思いまして。


無理に水簸しなくてもいいのですが、やはり油絵具の展性を考慮するとなんらかの方法で粒度分けしたいところでもあります。というわけで、ペトロールを注いでみましたが、すぐに顔料が沈殿してこのような感じになっております。

上層に細かい顔料が集まっているので、これを集めればこまかい顔料を得られるのではないでしょうか。なお、テレピンでもいけますが、綺麗に揮発して欲しいのでペトロールにしました。

というわけで、こんな感じで細かい部分を集めてみました。

この行為に意味があるのかどうか、ちょっとまだわかりません。しかし、とりあえず、これを乾性油で練れば、油絵具にはなりそうですが、それは後日試したいと思います。

| 絵画材料 | 11:48 PM | comments (0) | trackback (0) |










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