2011,07,28, Thursday
苧麻(カラムシ)を探しているのだけど、前回見付けたと思ったものは、メヤブマオというものだったようである。
前回:http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=970 それでも、その茎の繊維から、思い切り引っ張っても切れないくらいの丈夫な糸を作ることができたので、それはそれでいいのだけど、やはりカラムシというのを発見しておきたいなと。。。普段から多少気を付けて雑草を観察するようになったけれども、自宅に植えた観賞用カラムシを見ているとは言え、葉の形および付き方だけ見てると、似たような植物はけっこうたくさんあるもので、紫蘇とかブラックベリーの葉までカラムシに見えて困る。 というわけで、道ばたの雑草を眺めつつ歩いていたら、それっぽいものを発見。 しかし、なんかデカいですな。それに、葉の形がちょっと違う。 ギザギザなんで、ヤブマオというものかもしれない。詳しい人、判定お願いしたい。 個人的には下記を参考にさせて頂いております。 ・ヤブマオ http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result12790.htm ・カラムシ http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result12825.htm これはカラムシっぽくないでしょうか。 葉はこんな感じ。 少し歩くとまたカラムシっぽいものを発見。 先ほどよりは繊細さに欠けるような雰囲気の葉である。 判定お願いしたい。 ふと見上げたら、こんなに茂っていた。 茎の皮を剥いでみたが、なかなかの繊維のような予感。 |
2011,07,21, Thursday
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2011,07,18, Monday
かつて日本で、主要な麻として利用されていたというカラムシ(苧麻)、どんな草かと思って、自宅に植えて観察しつつ、そろそろ姿形も覚えてきたので、近所を散策して自生しているものを探さしてみようかと。
参考図書:『縄文の衣』、『苧麻・絹・木綿の社会史』 ↓自宅に植えているカラムシ。 観賞用なので、葉の色が綺麗。 カラムシはごくありふれた雑草ということで、近所の雑草密集地を探してみる。 ダムの近くのキャンプ場で、それっぽいものを発見。 しかし、よく見ると、葉の形がちょっと違う。葉の先端が三つ股に割れている。 その後、あちこち回ってみたが、けっこう生えている。 どうも、メヤブマオというものらしい。 日本で古来より使用頻度の高かったカラムシとはちょっと違うが、同じイラクサ科で、これも麻の繊維が取れるそうな。名前の「マ」っていう文字もあるし。 長いのをひっこ抜いてもってきたが、どうだろう。繊維取れるだろうか。 とりあえず、細かく割いた線を縒って、糸っぽくしてみた。 なかなか丈夫であり、釣り糸ぐらいにはなりそうである。 布を作るまで繊維を用意するのは大変そうだが、作ってしまえば、かなり丈夫なものができるのかもしれない。 カラムシじゃなかったけど、これもまた勉強ということで、覚えておきましょう。 他にもいろいろ探したいものがあったので、久々に山に入ってみた。 目当てのものはさっぱり見つからなかったが。 ウルシ科のヌルデを植えたせいか、ウルシの葉っぱの付き方もなんとなくわかってきたような。 ウルシは触るとかぶれますからね。 |
2011,07,11, Monday
発酵をよく理解し、活用することは色材を扱う上でも重要な事柄であると最近よく思うのだけど、発酵に関しては『ぶくぶく発酵するふしぎ 絵本 おもしろふしぎ食べもの加工』がなかなか素晴らしい本であり、重要な事柄を惜しみなく簡潔に手短に語っており、さっと目を通すだけでもいいことだと思うけど、ちょっとは実践してみるのがいいだろうと思って、同書の指示に従い、アップルサイダーを作ってみた。
空ペットボトルにりんごジュースを入れ、砂糖と少量のイーストを投入。 その後、温かいところに数時間放置。 炭酸飲料みたいにシュワシュワと泡が上ったりするようになる。 フタを開けたら、一斉に泡が吹き出してビビった。 一応飲んでみる。 |
2011,07,10, Sunday
自宅に植えていたタデアイがだいぶ大きくなっており、既に7月に入っているので、一回目の刈り取りを行なってみることにした(タデアイは7月から9月下旬までの間に2回収穫できるということである)。
あまりいい場所に植えたとは言えないが、でも一応このような感じで茂っている。 せっかくなので、刈ったばかりの葉を使って、生葉染めというのをやってみよう。 生葉染めは、新鮮な葉が必要だから、自分で植えてこそできる染め方であります。 ネットの情報もいろいろ見てまわったけど、基本的に『つくってあそぼう 藍染の絵本』と『そだててあそぼう アイの絵本』を参考にしております。実践する上での詳しい注意事項等については、それらの本を参照願います。 とりあえず、刈り取り前に、素材のシルクとウールを、中性洗剤を入れてお湯に浸けておく(その後、水でよく洗う)。 で、アイを取ってくる。根本から1~2センチくらいのところで、切るとか、書いてありました。 葉っぱだけを使う。 茎も染料として使えるそうではあるが、今回は葉だけで。 本の指示通り、700mlの水に、生葉50gにて、ミキサーで1分ほど粉砕。 一応、ガーゼで濾して、葉っぱのカスを除いております。 抹茶みたいに泡だった、緑色の染液ができるので、そこに準備しておいた布を浸す。 ちゃぽちゃぽと浸けているうちに、空気に触れたせいか、青くなってきた。 太陽に当てながら、屋外で空気に触れさせ、その後、しっかり水洗いする。 で、こんな感じになりました。 生葉での染めは、薄い水色程度と聞いていたけれども、予想していた以上に鮮明な青である。 生葉染めは、絹やウールなど動物由来繊維には、この手順で染まるのだけど、綿、麻などは、還元剤等が必要となる。 やはり最初は動物性の繊維で試みるのが手順としては順当かと思われる。 |
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