鉛テープからの鉛白生成を続けておりますが、日々の雑事に気を奪われてイーストの交換を怠ってしまったりと遅々として進まなかったりするのです。しかし現状で出来た分の鉛白を集めて、今シーズンは終了とすることにしました。気温が低くなると化学反応も鈍化しますので。
というわけで、以下のように鉛白が集まりました。
これが2個分ほどありますが、押し込んではいないので、ギュッとしたときの体積はずっと少ないと思います。
けっこうな厚みがあった鉛テープもこのくらい薄くなっておりました。
ところで、一部、赤みがかった鉛白ができてしまう現象があったのですが、ある鉛テープにだけ発生する現象のようで、このテープを除外すれば問題はないようです。
いったん表面の鉛白を取り除いてからも赤みがかった鉛白が形成されるので、表面に付着した不純物が原因というわけではないようです。
ところで、鉛白は生成されたものの、これを顔料にしてゆく工程はさらに手間がかかるものです。鉛白生成を眺めているのは、実は楽ちんだし楽しいといえますが、ここから先はけっこう根気のいる工程となるかと思われます。実はあまりよく知らないのです。おそらく洗浄は必要となるでしょう。それから粉砕するのと、油絵具にする為の練りの工程があると思われます。ポットミルで砕きつつ洗浄という方法を検討しておりまして、小型のポットミルと回転台を発注済みです。果たして有効かどうかはわかりませんが。その他、ミキサーで洗うなどという身近なもので、あまり価格の高くないもので検討しております。