2011,10,14, Friday
私は漆喰には詳しくありませんので、まさに自己学習の為であるので、以下はあまり信用せずに閲覧ください。
まず、市販の農業用消石灰のみを水で捏ねて塗ってみました。 ずいぶん、ひび割れましたな。 消石灰のみを塗っただけでは、収縮や水分不足により割れ等が起こるようで、消石灰の他に何か他の顔料を混ぜたり、繊維を含めたり、ノリを入れたりなどして使われるとのこと。ある程度砂などを混ぜた場合は、多少割れが起こりにくくなる。日本の漆喰に入れるノリは、より多く水分を含んだ漆喰練り物を作るということと、急激に乾燥させない目的に為に入れるようです。ウィトルィウスには、細かい大理石末を入れるようなことが書いてありましたが、大理石末は買おうかどうか迷い中であり、とりあえず、ただの石灰末(炭酸カルシウム)を買ってみました。 競技場ライン用の炭酸カルシウム。Amazonで購入。本体800円くらいですが、送料が+500円ほど。 昔はラインには消石灰が使われいて、目や喉に凍みたりたりしたんですけど、今はただの炭酸カルシウムが主流の模様。 消石灰の場合は、雨が降ると固まって消えにくくなるという性質があったけれども、炭酸カルシウムは逆に流されて消え去るのでしょうね。消えてなくなった方がいい場合もあるでしょうから、どっちが優れているというわけでもないですが。 ほぼ同じ条件ですが、炭酸カルシウムを混ぜたら、ひび割れがとても少なくなりました。 最終的に試したいのは、石灰岩から、消石灰を作るという作業です。 これは琉球石灰岩。 実はだいぶ間から石灰岩などの素材を集めており、そして関連の図書や論文なども目を通していたのだけど、ちょっとわからない部分も多く、けっこうたいへんそうな感じであったので、いまいち実行に移せなかった。 久々にWebを検索したら、以下のようなページを発見。 http://shikkui.iza.ne.jp/blog/entry/2410097/ これは非常にわかりやすいです。 下記もなかなかヒントなります。 土佐漆喰の作り方 (高知県の土佐漆喰製造業者を訪ねて) http://citykankyo.umu.cc/sozai/shizen-sozai-6.htm http://citykankyo.umu.cc/sozai/shizen-sozai-7.htm |
2011,08,14, Sunday
乾性油と不乾性油の中間、「半乾性油」と呼ばれたりする油脂、胡麻油、綿実油、大豆油など、そこそこの割合でリノール酸を含んでいる、その類の油を塗料の媒材として使用した場合どうなるのか?
単に乾燥がひどく遅くなるというだけなのか、それとも最終的にベタ付いたまま状態でしっかり乾燥することはないのか? ハイリノールのベニバナ油はチューブ絵具で使われているけれども、食用として大勢を占めるハイオレイックのベニバナ油は乾燥しないのか? リノール酸もリノレン酸もほとんど含まない不乾性油に関しても、絶対に乾燥しないのだろうか? 以上のようなことが、前々からちょっと気になっていたので、確認しておきましょうかと思い、手当たり次第に試験塗布してみることに。 実験方法は、食用油と乾いた顔料を混ぜて、塗るというだけである。支持体はアクリルジェッソを塗った合板パネル。板にアクリルジェッソを塗ったものは、意外と媒材を吸い込まないので、このような試験に適していると思う(吸収性が高いと、吸収しただけで乾いたような感じになってしまいますからね)。 できれば、同じ厚さの塗膜に塗るとかすると、個々の油の乾燥速度が正確に測れて理想的なのだけど、ひとまず今回は乾燥するかどうかを先に確かめたいので、適当に筆で塗布ということで。ちなみに、同じ厚さに塗る方法は、絵具メーカーさんを見学させて頂いたときに見せてもらった覚えがあります。 で、一応、塗布した油脂について、主なものをメモしておくと、食用のフラックスシードオイル2種を塗布したけど、これままず乾燥するでしょう。画材用よりは遅いだろうけど。それから食用のエゴマ油と、塗料用のエゴマ油、エゴマ油と性質が似ていると思われるシソ油も塗ってみた。これらはリノレン酸主体である。 ヒマワリ油は、従来のハイリノールと、最近よく見るハイオレインの2種を塗布。予想ではハイリノールは乾燥し、ハイオレは乾燥しないであろうかと。同じ、ハイオレの紅花油。あとは綿実油とか、米油とか、ある程度の割合でリノール酸を含む油を使ってみた。この辺がどうなるかが、主な見所ではないかと。あと、参考までに食用油のスタンダード的存在、日清サラダ油も塗ってみた。 あと、3マス残っております。 まず、半乾性油として取り上げられることの多いゴマ油あたりを。 それから、リノール酸含有率がそれなりに高いグレープシードオイル。西洋では葡萄の搾りかすや枝の炭をヴァインブラックとして使用してきたし、種の油が媒材としてどうなのかという点は少々気になる。 ちなみに、結果がわかるまでに、かなりの日数がかかると思われる。1年ぐらい気長にまってみる予定。 --------------------------- 2011年9月25日追記 1ヶ月半ほど経過したので、状況報告。 ●未精製フラックオイル 紅花食品 備考:原料はニュージーランド産 良好に乾燥 ●食用アマニ油 日本製粉(株) 良好に乾燥 ●荏の油(塗料用)中部サンデー販売(株) 良好に乾燥 ●荏胡麻油 紅花食品 備考:機械圧搾一番搾り 良好に乾燥 ●RIO SANTO SUNFLOWER OIL ハイリノール 備考:ひまわり油、トルコ産 やや乾燥して粘りがあるが、まだ指に付く。 ●オレインリッチ 昭和産業 備考:食用ひまわり油 ハイオレイック 全く乾燥しておらず ●日清 綿実油 触るとべたついた感触があるが、指にはつかない程度に乾燥 ●紫蘇油 紅花食品 良好に乾燥 ●味の素 べに花油(ハイオレイック) 全く乾燥しておらず ●米油 全く乾燥しておらず ●国産なたね油 (有)鹿北製油 圧搾法一番搾り 全く乾燥しておらず ●日清キャノーラ油(食用菜種油) 全く乾燥しておらず ●日清サラダオイル 全く乾燥しておらず リノレン酸系のオイルは、全て良好に乾燥。リノール酸をわりと多目に含む綿実油が乾燥しかかっている。リノール酸ひまわり油の乾燥が遅いのが気になるところであるけど、ひまわり油はリノール酸の量が環境によって変わるそうなので、1サンプルでは不十分かも。 |
2011,08,03, Wednesday
普段、粉末膠を使用しているせいか、あまり意識しないけど、板や棒になっている膠を触ると、膠というのは本当に固いということを実感する。三千本など、初めて使おうとしたときは、戸惑ったものである。折って水に浸けられるので、実は棒状というのは楽な方だったが。
以前、膠自作の話をエントリーしたことがあったけど、その際、厚めの板状固めたのだが、これがまた固くてピクリとも動かない。短剣を作ったら武器になるかもしれないという感じである。 で、同じように「PVA」を固めたらどうなるだろうかと、ちょっと気にならないでもないです。膠と同じくキャンバスの目止めに使われているので、どのぐらい違うかという比較はやはり気になるところです。そんなわけで、膠を固めたときと同じように、PVAを固めてみることにしました。 用意したのは2種類のサンプル、PVA文具糊と、PVA洗濯糊。これらはたぶん、濃度が違う。洗濯糊の方には濃度10%と表記されているが、文具糊は不明。 というわけで、膠を固めたときと同様の容器に、文具糊をだばだばと注ぐ。 ダイソーの一番大きな文具糊2本使用。 つづいて、洗濯糊も。 で、乾燥させる。 成分の大半は水分だから、これよりずっと薄くなるであろうことが予想されるが、それは膠も同じである。しかし、そんなことより、膠液は常温ですぐにゼリー化するから、乾燥させる上で、網に移すとかいろいろできるけど、PVAは液状のままなんで、乾燥させるのにちょっと時間がかかりそうである。 で、かれこれ1ヶ月ほど経過。 自信はないが、たぶん乾燥したと思う。 指でくにゃっと簡単に曲げられます。 洗濯糊の板。 これも、曲げられる。 だから何?、という感じであるが、やはりPVAと膠では、固さにかなり差があるように思われる。どっちも利点になったり欠点になったりするであろうけど、キャンバスとしてはPVAの方が、柔軟性があった割れなどの問題も少ないと思われる。特に細く巻いたりするときはPVAの方がよさそうである。自分がキャンバスメーカーだったら、安心して在庫したり、出荷したりできそうである。しかし、画布が麻の場合は、吸放湿により強い力で伸縮するので、これで麻を押さえられるかという不安がある。「木綿化繊混合画布」に「PVA目止め」「アクリルジェッソ地塗り」そして「アクリル絵具での描画」とくれば、相性としては最強の組み合わせであり、アクリル絵具は永続的に柔軟性を保つというから、経年後も長く理想的な組み合わせは続きそうな予感がする。麻と綿の生地を触っていると、麻でPVA目止めはちょっと難しいかなと思うというか、最近、あちこちで、木枠に張ったキャンバスが弛むという話を耳にするけど、これが原因の一端ではなかろうかと疑ってるわけです。個人的には、亜麻キャンバスの場合は、膠引きの製品を使っておこうかなと、今のところは考えているところです。アクリル絵具使用者の場合は、綿化繊+PVA+アクリル地塗りで鉄板ではなかろうか。なお、実験がおかしいとか、話が短絡過ぎとか、ご意見あればコメント欄にお願いします。 |
2011,07,28, Thursday
苧麻(カラムシ)を探しているのだけど、前回見付けたと思ったものは、メヤブマオというものだったようである。
前回:http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=970 それでも、その茎の繊維から、思い切り引っ張っても切れないくらいの丈夫な糸を作ることができたので、それはそれでいいのだけど、やはりカラムシというのを発見しておきたいなと。。。普段から多少気を付けて雑草を観察するようになったけれども、自宅に植えた観賞用カラムシを見ているとは言え、葉の形および付き方だけ見てると、似たような植物はけっこうたくさんあるもので、紫蘇とかブラックベリーの葉までカラムシに見えて困る。 というわけで、道ばたの雑草を眺めつつ歩いていたら、それっぽいものを発見。 しかし、なんかデカいですな。それに、葉の形がちょっと違う。 ギザギザなんで、ヤブマオというものかもしれない。詳しい人、判定お願いしたい。 個人的には下記を参考にさせて頂いております。 ・ヤブマオ http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result12790.htm ・カラムシ http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/result12825.htm これはカラムシっぽくないでしょうか。 葉はこんな感じ。 少し歩くとまたカラムシっぽいものを発見。 先ほどよりは繊細さに欠けるような雰囲気の葉である。 判定お願いしたい。 ふと見上げたら、こんなに茂っていた。 茎の皮を剥いでみたが、なかなかの繊維のような予感。 |
2011,07,21, Thursday
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2011,07,18, Monday
かつて日本で、主要な麻として利用されていたというカラムシ(苧麻)、どんな草かと思って、自宅に植えて観察しつつ、そろそろ姿形も覚えてきたので、近所を散策して自生しているものを探さしてみようかと。
参考図書:『縄文の衣』、『苧麻・絹・木綿の社会史』 ↓自宅に植えているカラムシ。 観賞用なので、葉の色が綺麗。 カラムシはごくありふれた雑草ということで、近所の雑草密集地を探してみる。 ダムの近くのキャンプ場で、それっぽいものを発見。 しかし、よく見ると、葉の形がちょっと違う。葉の先端が三つ股に割れている。 その後、あちこち回ってみたが、けっこう生えている。 どうも、メヤブマオというものらしい。 日本で古来より使用頻度の高かったカラムシとはちょっと違うが、同じイラクサ科で、これも麻の繊維が取れるそうな。名前の「マ」っていう文字もあるし。 長いのをひっこ抜いてもってきたが、どうだろう。繊維取れるだろうか。 とりあえず、細かく割いた線を縒って、糸っぽくしてみた。 なかなか丈夫であり、釣り糸ぐらいにはなりそうである。 布を作るまで繊維を用意するのは大変そうだが、作ってしまえば、かなり丈夫なものができるのかもしれない。 カラムシじゃなかったけど、これもまた勉強ということで、覚えておきましょう。 他にもいろいろ探したいものがあったので、久々に山に入ってみた。 目当てのものはさっぱり見つからなかったが。 ウルシ科のヌルデを植えたせいか、ウルシの葉っぱの付き方もなんとなくわかってきたような。 ウルシは触るとかぶれますからね。 |
2011,07,11, Monday
発酵をよく理解し、活用することは色材を扱う上でも重要な事柄であると最近よく思うのだけど、発酵に関しては『ぶくぶく発酵するふしぎ 絵本 おもしろふしぎ食べもの加工』がなかなか素晴らしい本であり、重要な事柄を惜しみなく簡潔に手短に語っており、さっと目を通すだけでもいいことだと思うけど、ちょっとは実践してみるのがいいだろうと思って、同書の指示に従い、アップルサイダーを作ってみた。
空ペットボトルにりんごジュースを入れ、砂糖と少量のイーストを投入。 その後、温かいところに数時間放置。 炭酸飲料みたいにシュワシュワと泡が上ったりするようになる。 フタを開けたら、一斉に泡が吹き出してビビった。 一応飲んでみる。 |
2011,07,10, Sunday
自宅に植えていたタデアイがだいぶ大きくなっており、既に7月に入っているので、一回目の刈り取りを行なってみることにした(タデアイは7月から9月下旬までの間に2回収穫できるということである)。
あまりいい場所に植えたとは言えないが、でも一応このような感じで茂っている。 せっかくなので、刈ったばかりの葉を使って、生葉染めというのをやってみよう。 生葉染めは、新鮮な葉が必要だから、自分で植えてこそできる染め方であります。 ネットの情報もいろいろ見てまわったけど、基本的に『つくってあそぼう 藍染の絵本』と『そだててあそぼう アイの絵本』を参考にしております。実践する上での詳しい注意事項等については、それらの本を参照願います。 とりあえず、刈り取り前に、素材のシルクとウールを、中性洗剤を入れてお湯に浸けておく(その後、水でよく洗う)。 で、アイを取ってくる。根本から1~2センチくらいのところで、切るとか、書いてありました。 葉っぱだけを使う。 茎も染料として使えるそうではあるが、今回は葉だけで。 本の指示通り、700mlの水に、生葉50gにて、ミキサーで1分ほど粉砕。 一応、ガーゼで濾して、葉っぱのカスを除いております。 抹茶みたいに泡だった、緑色の染液ができるので、そこに準備しておいた布を浸す。 ちゃぽちゃぽと浸けているうちに、空気に触れたせいか、青くなってきた。 太陽に当てながら、屋外で空気に触れさせ、その後、しっかり水洗いする。 で、こんな感じになりました。 生葉での染めは、薄い水色程度と聞いていたけれども、予想していた以上に鮮明な青である。 生葉染めは、絹やウールなど動物由来繊維には、この手順で染まるのだけど、綿、麻などは、還元剤等が必要となる。 やはり最初は動物性の繊維で試みるのが手順としては順当かと思われる。 |
2011,06,19, Sunday
水彩絵具の媒材としても知られるアラビアゴムの採れる木は、アカシア属のアラビアゴムノキ、代表的なものはアカシア・セネガル(Acacia senegal)というのだそうであるが、アカシア属は関東以北では育たないそうなので、東北在住の当方では栽培は難しいと思われる。しかし最近はかなり蒸し暑くなってきたので、植えてみたら案外いけるかもしれないが、アカシア・セネガルの苗木というのは売っているのを見たことがない。ミモザアカシアはどこでも売っているが、セネガル以外のアカシアでも似たような水溶性のゴムは採れるのだろうか(ちなみに北海道など北の方でもアカシアというのが植えられているけど、それはニセアカシア)。
で、先日、『縄文人になる! 縄文式生活技術教本』なる書物を読んでたら、古代絵具を作るというくだりで、サクラやクヌギの樹液が水溶性であり、顔料を定着したりすることができる、みたいなことが書かれていたので、さっそく近所の桜の木をまわって、樹液を集めてきた。 近所の農業用貯水池のところに生えているサクラの木。 樹木からなぜ樹液が出てくるのか、というその理由は、ケースバイケースで、不明な点も多いと聞くが、主たる理由としては、樹皮に傷が付いたところを守ったり修復したりするために出てくるというのであろう。そんなわけで、樹木に傷を付ければ溢れ出てくるけど、大概の木は、よく観察するとどこかに傷がついており、そこから樹液が出ているもので、少量集めるなら、改めて傷つけるほどでもない。新鮮なのを集めるなら別かもしれんけど、ひとまず、すでに出ているものを集めることにした。公園とか誰の敷地かわからないところで集めるときは重要なポイントである。 このような感じで、探せばあちこちに出ております。 こういうのをつまんで取るわけですが、 中の方は、こんな感じで粘っこかったりする。 湯煎して水に溶かせば、固いのでもいけるようであるが。。 ちなみに、手についた樹液は、すぐに乾いて指にこびりついてしまった。なかなかの粘着力であり、しかもすぐ乾いてくれる。媒材として期待できそうである。また、冷水であっさりと洗い流すこともできた。ダンマルを溶かしたのは水で落とすのは難しいが、こちらは水であっさりと流れ落ちる。これがレジン(樹脂)との違いというものだろうか。とはいえ、自分が普段触れる樹脂、ゴム類はごく限られた種類でしかないので、もっといろいろ経験を積みたいところである。 サクラにもいろんな種類があると思うので、別の場所からも採ってみるため、近所の山に行った。 ここでもありますなぁ、樹液。 まぁ、こっちは、うまく接着できなかったですけど。 これ、溜め池近くのサクラで取った樹液。 で、水に浸けて一晩ふやかしたのち、湯煎して溶かす。 顔料(レッドオーカー)と混ぜて、画用紙に塗ってみた。 紙も貼付けてみたが、ごらんの通り。 紙同士がちゃんと接着されており、剥がそうとすると破れた。ということは、紙の接着に充分なくらいの接着力はあるということになる。 ちなみに、湯煎する前の混濁液では、さっぱり接着されなかった。 顔料の方であるが、 どっちもサクラの樹液を湯煎で水に溶かしたものだけど、左の方はよく接着されており、ティッシュでさすっても顔料が落ちない。右は残念ながら、ティッシュに顔料が付いてしまう。桜の品種によって違うのか、それとも、樹液の老化等で違ってくるか、まだまだわからぬことが多いけど、とりあえず、桜の樹液で顔料を定着させることには一応成功した模様である。サクラは日本では町中どこかにあるものなので、実践の際は、複数のサンプルを採取して行なうといいかと思う。 |
2011,06,16, Thursday
昨年、コナラとミズナラの苗を買って庭に植えたのだけど、さっそくながら、どっちがコナラで、どっちがミズナラなのか、わからなくなってしまった。
例によって、ネットで検索してたら、以下のような動画を発見。 その他、ネット上を徘徊した上で分かったことを要約すると、葉のギザギザ、いわゆる鋸歯(きょし)がはっきりしている方がミズナラ。あと、枝と葉っぱの間の茎みたいな部分、いわゆる葉柄(ようへい)がはっきりわかるのがコナラ、葉柄がほとんどないか、はっきりせず、枝先からどっと葉が出ていたりするのがミズナラ、ということでしょうか。 というわけで、庭のナラを改めて観察してみる。 ↑これ、私の記憶では、コナラだったはずなのだが、葉っぱのギザギザの鋭さから察するに、ミズナラなのだろうか。 枝先から、たくさん葉が出ている。 これが、葉柄(ようへい)がないという意味か。 続いて、もう一本の方であるが、 葉を見る限り、こっちがコナラだったんだろうか。 微妙な違いだけど、これが葉柄があるということだろうか。 まぁ、植えたばっかりで、まだまだ小さいから、木の特徴が出てないということも考えられるけど、なんとなくわかってきたような。 |